11月に入り、朝夕の冷え込みが厳しくなってまいりました。日中との寒暖差が大きい時期でもあり、体調を崩される方が増える季節です。皆様におかれましては、どうぞご自愛の上お過ごしください。
今月は、文化の日や七五三など、家族で過ごす行事が多く、地域の神社仏閣にも参拝者が増える時期です。また11月9日から15日は「秋の火災予防運動」が実施され、暖房器具の使用開始に伴う家裁への注意喚起が全国で進められます。これから乾燥が進みますので、住宅用の火災警報器の点検や暖房器具の整備をおすすめいたします。
私ども葬儀社では、日頃より地域の皆様が安心して生活いただけるよう、葬儀に関するご相談を随時受け付けております。
「もしもの時の流れを知っておきたい」
「費用を事前に確認したい」
「家族に負担がかからない準備をしておきたい」
といった内容も含め、どのようなご質問でもお気軽にお問い合わせください。
また、近年は単身世帯の増加やご家族の高齢化に伴い、事前相談や生前整理に関するご相談が増えております。当社では、葬儀後の各種手続き、遺品整理、納骨や法要に関するお手伝いも可能です。必要に応じて、信頼できる専門業者や士業へのご紹介も行っております。
11月は一年の締めくくりに向けた準備を始める時期でもあります。ご家族との時間を大切にしつつ、安心して冬を迎えられるよう、お役に立てる情報を今後も発信してまいります。
本格的な寒さに向かう折、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
明日5月5日は、「こどもの日」と「端午の節句」になります。同じお祝いの日だと混同しやすいですが、それぞれが持つ意味合いは異なります。
「こどもの日」は昭和23年、国民の休日の一つとして制定されました。祝日法(国民の祝日に関する法律昭和23年法律第178号 第2条)によると、「こどもの人格をお文字、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と定められています。
「端午の節句」は、七草の節句(1月7日)、桃の節句(3月3日)、七夕の節句(7月7日)、菊の節句(9月9日)と並ぶ5節句のうちの一つで、男の子の誕生とその成長を祝う日です。奈良時代にちゅごくより伝わったとされ、当初は菖蒲やヨモギを使用して、災いを避ける行事とされていました。現在では、五月人形を飾ったり、ちまきやかしわ餅を食べたりするなどの風習が色濃く残っています。
花まつり・灌仏会(かんぶつえ)とは、華やかな花御堂に安置された誕生仏に甘茶をそそぐことで仏を供養し、子供たちの健康を祈る仏教行事のこと。一般的に、お釈迦様生誕の日とされる4月8日に行われます。この記事では、花まつり・灌仏会について紹介します。
花まつり・灌仏会とは、お釈迦様の誕生祝う仏教行事のこと。キリスト教でイエス・キリストの誕生を祝うのがクリスマスであるのと同じで、仏教ではお釈迦様の誕生を祝うのが花まつり、ということになります。「花まつり」として知られるお祭りの正式名称は、「灌仏会(かんぶつえ)」“仏に灌(そそぐ)”ことから「灌仏会」と名付けられ、降誕会(ごうたんえ、仏生会(ぶっしょうえ)、浴仏会(よくぶつえ)、竜華会(りゅうげえ)、花会式(はなえしき)とも言われます。
この日のために作られた小さな御堂(※仏像を安置した堂のこと)である花御堂に、右手で天を指し左手で大地を指した誕生時のお釈迦様をかたどった彫像・誕生仏(たんじょうぶつ)を安置します。これは華やかな色や香りを持つ花によって仏を供養するという意味があり、花御堂は色とりどり華麗に飾られます。仏が歩く道に花をまく散華(さんげ)と呼ばれる行いになぞらえたものです。
花御堂に安置された誕生物に、参拝者が甘茶をかけます。こうすることで、体を洗い清め、子どもの身体健全や所願の成就を願います。甘茶をかけることは、昔虫よけやまじないにも使われたそう。花まつり中、お寺によっては甘茶をふるまってくれることもありますが、そもそも甘茶って何?と思う方も多いでしょう。甘茶とはアマチャの基から作られた、独特な甘さの有るお茶のこと。
お寺によって、白い象の置物が登場することがあります。おおきさはさまざまで、大きな象の背中の上に花御堂を乗せていることもあります。白い象が神聖な動物として扱われている理由は、お釈迦様の母である摩耶夫人が「夢の中で六本の牙を持つ白い象を見た」ことでお釈迦様を懐妊したと言われていることから。白い象がお釈迦様を運んできた、と信じられていることに由来しています。また、白い象は雨を表し、五穀豊穣を意味するとも言われています。
卯月(うづき)は旧暦の4月を指す言葉で、現在では新暦の4月の別名として使われることが多いです。その由来にはいくつかの説があります。
・卯の花が咲く月:アジサイ科ウツギ属の植物に咲く花「卯の花」が由来とされています。
・十二支の卯:十二支の4番目である卯(うさぎ)が4月にあてはめられたという説
・稲作の始まり:稲を植える月を意味する植月(うゑつき)や種月(うづき)が転じたという説
・万物の始まり:農耕が始まる月であることから、「産む」や「初ぶ」の「う」が由来とされる説
また、卯月には「夏初月(なつはづき)」や「初夏(しょか)」などの別名もあります。旧暦では4月が夏の始まりとされていたため、これらの名前が付けられています。