よくあるご質問

弔辞

●弔辞の心得●

依頼を受けたら、辞退せずに快く引き受けるのが礼儀です。なぜなら喪家の人は、故人が信頼を寄せた大事な人だからこそ依頼しているからです。

弔辞には特に何を話すというかなどという決まりは一切無く、心のこもった言葉があればそれで十分です。

ただし「死」の言い回しには、生々しい言葉を使わないように注意しましょう。

挨拶の長さは2~4分を目安に個人に語りかけるようにゆっくり読み上げるのが良いでしょう。

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●弔辞の準備●

弔辞は故人に対するお別れの言葉なので、思いを語るだけで十分です。

しかし、後で遺族の慰めとして渡す意図も有り、書面に残すことが一般的になっています。

最近では便箋にペンで書く略式も目にするようになりましたが、正式には奉書紙か巻紙に毛筆を使って書きます。

墨の色はかなしみを表すために薄墨にします。

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●弔辞の読み方●

名前を呼ばれたら、祭壇の前に進み、導師と喪家に一礼し、遺影の前で再度一礼。
続いて弔辞を書いた紙を目の高さに持っていき、「弔辞」と述べてから少しずつ開きながら読んでいきます。

読み方は、故人に語りかけるような感じで一言一言ゆっくりと述べていきます。

感情が走っても最後まできちんと読み上げるのが弔辞。

胸が詰まった時には一呼吸置いてから語りだすと良いでしょう。